株式明日の戦略-地政学リスクが後退して大幅高、39000円は一気に超えたい
24日の日経平均は4日ぶり大幅反発。終値は436円高の38790円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1044/値下がり509。東京エレクトロンやディスコなど半導体株の多くが強く買われており、証券会社が投資判断を引き上げたレーザーテックが13.3%高と値を飛ばした。フジクラや古河電工など電線株が急伸。地政学リスクの後退と原油安を追い風に、空運大手のJALとANAに資金が向かった。1Q決算が好感された壱番屋が大幅高。株主還元拡充策などが好感されたリズムがストップ高比例配分となった。
一方、原油価格急落を受けてINPEXが6.8%安。コスモエネルギーや富士石油なども大きく売られた。中東の地政学リスクが後退すれば海上運賃上昇に対する期待がはく落するとの見方から、日本郵船など海運株が下落。共栄タンカーや三井E&Sなど、地政学リスクが高まった際に物色された銘柄が売りに押された。シティインデックスイレブンスによる保有株売却が判明した大平洋金属が大幅安となった。
スタンダード市場に新規上場したプリモグローバルホールディングスは、公開価格割れからのスタートとなり、終値は初値を大幅に下回り安値引けとなった。
日経平均は大幅高。直近3営業日の下げ分の大半を取り戻した。地政学リスクが顕在化した際にも大崩れはしていないだけに、この先、ネガティブなニュースが出てきたとしても、下値では買いが入るだろう。高値が38990円までで39000円に届かなかっただけに、早期にもう一段上を試す動きが見られるかが注目される。きょうの高値を超えるのに時間を要するようだと、39000円が抵抗として意識されやすい。半導体株の動きが良くなっており、流れは悪くない。きょうの米国株が上昇することはある程度織り込んでいると思われるが、5日線(38584円、24日時点)上を回復してチャートの形状は良くなっている。あすは39000円を上回り、リスク選好ムードが高まる展開に期待したい。
(小針)
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1044/値下がり509。東京エレクトロンやディスコなど半導体株の多くが強く買われており、証券会社が投資判断を引き上げたレーザーテックが13.3%高と値を飛ばした。フジクラや古河電工など電線株が急伸。地政学リスクの後退と原油安を追い風に、空運大手のJALとANAに資金が向かった。1Q決算が好感された壱番屋が大幅高。株主還元拡充策などが好感されたリズムがストップ高比例配分となった。
一方、原油価格急落を受けてINPEXが6.8%安。コスモエネルギーや富士石油なども大きく売られた。中東の地政学リスクが後退すれば海上運賃上昇に対する期待がはく落するとの見方から、日本郵船など海運株が下落。共栄タンカーや三井E&Sなど、地政学リスクが高まった際に物色された銘柄が売りに押された。シティインデックスイレブンスによる保有株売却が判明した大平洋金属が大幅安となった。
スタンダード市場に新規上場したプリモグローバルホールディングスは、公開価格割れからのスタートとなり、終値は初値を大幅に下回り安値引けとなった。
日経平均は大幅高。直近3営業日の下げ分の大半を取り戻した。地政学リスクが顕在化した際にも大崩れはしていないだけに、この先、ネガティブなニュースが出てきたとしても、下値では買いが入るだろう。高値が38990円までで39000円に届かなかっただけに、早期にもう一段上を試す動きが見られるかが注目される。きょうの高値を超えるのに時間を要するようだと、39000円が抵抗として意識されやすい。半導体株の動きが良くなっており、流れは悪くない。きょうの米国株が上昇することはある程度織り込んでいると思われるが、5日線(38584円、24日時点)上を回復してチャートの形状は良くなっている。あすは39000円を上回り、リスク選好ムードが高まる展開に期待したい。
(小針)